学校に行かない!続編③

5歳からデモクラティックスクールに通い、勉強も運動も誰からも支持されることなく、全て自分で決めてきた。ルールも、子供も大人も対等に意見し、みんなで決めて、みんなで守ってきた。14歳でスクールをやめ、アルバイトを始めた。自分のことは自分で決めるという経験がいきて、自分の役割をみつけてやっていく意識が高まっていたと当時を振り返る。食材に興味を持ち、18歳で農業研修を始める。自分の将来に迷い、20歳から世界一周の旅へ。1年3カ月、45ヶ国をまわる。25歳兄の農業を手伝いながら、移動式カフェの経営を始め、現在に至る。
好きなことをずっとやってきた、迷ったら、まずはやってみた。やってみて、学んできた。自分に自信はないけれど、人を助けたり助けられたりして、周りの人が喜んでくれることを探して、安心して、信頼できる場所で働きたいと、話してくれた。

当事者の意見を聞くのが、何より心に響く。100人いたら、100通りの人生がある。

「オンリーワン」私の好きな言葉。不登校の経験は決して無駄ではなく、これからの人生に必要なことだと、受け入れ、つらい時はつらいと言える場所を見つけてほしい。そんな子供たちが通える書道塾を目指して、日々精進していきます。