子どもの発達障害

先日、「子どもの発達障害」をテーマに、すくすく子育てとウワサの保護者会のコラボスペシャルが放送されていました。発達障害とは、脳の機能障害が原因と言われ、親のしつけが原因ではありません。
・自閉症スペクトラム症(言葉の遅れ、コミュニケーションが苦手、強いこだわり)
・ADHD(注意力が散漫、落ち着きがない、衝動的)
・学習障害(読み、書き、計算などの学習が極端に苦手)
発達障害に明確な境界線はなく、発達障害を見分けるのはとても困難と言われています。

発達障害など、子育てに関して色々と相談できる「療育センター」があり、親御さんたちは専門家からいろんなアドバイスが受けれます。同じ悩みを持つ人と知り合えたり、親子で交流できるイベントもあって、利用して良かったと語っていました。子供は、人と関わりを持ちながら成長していくので、発達障害だからと隔離せず、みんなの力を借りながら子育てしていきましょうとアドバイスされてました。ある保育園では、子どもたち全員に、1日の流れを絵で説明したり、声の大きさをイラストで表現したり、言葉だけではなく、目で理解出来るようにしていました。また、離れた場所に落ち着けるスペースを設けたり、親御さんから先生に我が子の対処法を伝えたりして、先生と親御さんがチームになって、子供たちを見守るようにしていました。とても素晴らしい環境でした。

就学については、4つの選択肢があります。◎通常の学級 ここからは特別支援教育となり、◎通級指導教室 ◎特別支援学級 ◎特別支援学校
就学相談後、教育委員会が決定するそうです。小学校では、特別支援学級から通級指導教室へ移った事例もありますが、自治体によっては簡単に移動出来ないこともあるそうです。
他の子供たちと一緒に!その子にふさわしい教育を!そんな願いを叶えてくれる学校が大阪にあります。大空小学校は、[学校は全ての子供が安心して過ごせる場所]として、発達障害の子供たちを分けることなく、みんな一緒に過ごしています。「困った子」ではなく、「困っている子」として先生方も対応していました。問題行動も見方によって変わります。君のことが知りたいよという気持ちを持った先生には、子供たちも安心感が持てるようです。また、学校サポーターを採用している八王子市の小学校も紹介されていました。
これからの教育が、インクルーシブ教育〜一人一人のニーズにあった教育、みんなで一緒に学ぶ教育〜へと変わっていけば、子供たちの未来は明るいものになると思いました。