睡眠障害という病

NNNドキュメントを見て、睡眠障害という病を知りました。現代には眠れない子供たちが増えているようです。

ある中学生の男の子は、目標を持ち、塾に通うようになりました。帰りが遅くなり、やるべきことをしようと思うと、削れるものは睡眠時間になりました。零時をまわり、床に入りますが眠れません。スマホをいじって、結局眠りにつくのは午前4時か5時です。頭痛や眠気で学校に行けず、不登校になっていきました。
お母さんは入院治療を試みました。光・食事・運動で体のリズムを正常に戻していきます。また、睡眠障害の子どもは、体温も夜型になり、日中より夜中の方が体温が上がるので、低温サウナ治療をして、正常に戻していきました。
中学生の男の子は、退院したら、元の学校生活に戻れると思っていましたが、体力がなく、すぐに戻ることは無理でした。1日1時間の授業から始めて、少しづつ授業数を増やして、通常の学校生活が送れるようになりました。
入院治療をして男の子が気づいたことは、スマホ・パソコンがない生活が、正常な生活リズムを生み出すことでした。スマホでのやり取りやゲームを全くやらないのではなく、時間を決めてすることが、とても大事だと思いました。

ある小学生の男の子は、「ながら寝」がどんどんひどくなりました。食べながら寝たり、立ったまま寝るように・・。学校の授業中も居眠りが増えていきました。ママは、医療機関に相談しました。毎日8時間寝ていましたが、量や質が悪く、医者からは10時間の睡眠時間を確保すること、寝る2時間前に夕食を食べること、この2つを守るように言われました。共働きで、帰るのが遅いママには難しいことでしたが、医者から何のために誰の為に働いていますか?と聞かれ、ハッとしたそうです。寝る2時間前に夕食を食べる為に、ママは休みの日に作り置きのおかずを作って対応しました。毎日10時間の睡眠時間を確保するように努めて、1年が過ぎたころ、やっと子どもに変化が見えました。症状によっては、治療に数年かかるそうです。たかが睡眠と思うのは、大変危険なことです。睡眠障害から糖尿病・うつ病・不整脈など、いろんな病気も発症していくそうです。

ある県では、「みんいく」の授業を設け、自分の睡眠時間を知り、生活リズムを見直していこうという動きも出ているようです。
私も、だんだん睡眠時間が短くなっているので、これを機に生活リズムを改善しようと思いました。