アドラー博士の・・・

図書館で「アドラー博士の子どもを勇気づける20の方法」「アドラー博士の子どものピンチを見抜く方法」「アドラー博士のキレる子どもにしない法」が目に留まり、読んでみることにしました。

「勇気づける」とは、子供の勇気(子供の行動)が自然に発揮できるように環境整備をすることで、【子供が勇気を発揮すること】が【子供の成長である】と書かれていました。

「アドラー博士の子どもを勇気づける20の方法」で印象的だったのは、『ダメ・がんばれ・早くしなさい』が子供のやる気をくじく三大禁句で、親たちが発する『毒ガス』と表現されていました。私も全部使っている・・・(笑)
早速「〇〇しなさい」ではなく、「〇〇した方が先生はいいと思うよ」と言うようにしました。たまに「コラッ」は言いますが、「ダメ」は言わないように心がけています。「がんばれ」じゃなく「精進してください」に切り替えたら、子供たちにも好評でした。また、ポジティブ思考が子供たちにも良い影響を与えるとも書かれていたので、なるべく前向きな発言を促しています。

「アドラー博士の子どものピンチを見抜く方法」では、困った行動の中に子供のサインが隠されているので、どうしたの?どうしてほしい?と関心を持つことが大事だと書かれていました。不登校に対しての対処法も色々書かれていました。他の子供と比較しないで、現在我が子がやっていることが、今のベストだと認めることが大切だそうです。
母親にありがちなのは、「理想の子供像」と今の我が子を比較し、理想像を子供に押し付け、いつも否定的な目線で子供を見ることです。そんな子供は、自分を肯定的に見れず、自分を嫌いになってしまいます。現代は、自分を嫌いな子供が多いとか・・・。

「アドラー博士のキレる子どもにしない法」では、キレることは自己肯定感を持てないことと大きく関係すると書かれていました。親は子供に達成感や我慢できたことなど、気持ちで心を満たすことを教えるべきだと書かれていました。人に喜んでもらえたことで子供は自分を好きになっていきます。

キレる引き金ベスト3 ◎正しいことを言われる。 ◎感情的な言葉をぶつけられること。 ◎人格を否定されること。特に思春期は、気を付けなければいけません。幼少期と思春期では、子供の受け止め方が変わるそうです。
また、子供がストレスと上手に付き合えるかも重要になります。共働きのママは、一日一回は子供の話をじっくり聞いてあげることが大事だと書かれていました。家事などをしながらではなく何もしないで一生懸命聞いてあげることで、子供は心に充足感を感じ、安心出来るそうです。福井県は共働きが多く、子供と向き合う時間が取り辛いと思いますが、是非心がけてみてください。

もう一つ面白かったことは、子供を叱るときは、「たまたま・珍しく・ちょっと・少し」を使い、褒めるときは、「いつも・必ず・ずっと・みんな」を使ってくださいと書かれていました。思い起こしてください・・・皆さん逆に使っていませんか??

結論!子供を変えたい時は、まず自分が変わることです。自分の子供の頃を思い出して、子供の気持ちに寄り添ってみましょう!