「不登校~保護者ができることは?」③

~以前不登校だった子供を持つ親御さんの意見~

Bさん:一連のVTRを見て、子供が不登校になった当時に、この情報を知りたかった。将来の為にどうしたらよいか、子供に対してつい具体的なことを言ってしまい、子供は「もうお母さんと話したくない」と言って部屋に閉じこもってしまった。自分が建設的なことを言うと子供が反抗することに気づいてからは、子供がその時、そう思っているということを、「そうなんだ」と聞くようになった。正論を言うのではなく、子供の気持ちを聞いてあげることが大事なんだと思った。

Cさん:子供が「お母さん、学校に行けなくてごめんなさい」と泣きながら言った。この子は自分が悪いんだと思っている、自分を責めている、これはまずいと思った。夫から「嫌なことを続けさせると子供は死ぬよ」と言われ、この子にとって生きる死ぬに直結する大変な問題なんだと気づいた。原因探しではなく、この子に目を向けなきゃと思った。そしたら、子供と会話が出来るようになった。子供が好きなこと(ゲーム)をダメと言わずにやらせた。私より、子供の方が絶対不安で辛くて、その時間をゲームでなんとか過ごせるならそれでいいと思えるようになった。ゲームをしちゃダメはこの子を否定しているのと同じだと思った。

こんなふうに当時を語られた親御さんの顔は晴れやかで、我が子が不登校になったおかげでいろんなことに気づけたという言葉が印象的でした。