自閉症の君が教えてくれたこと

NHKで放送された自閉症の東田直樹さんの番組を見た。

癌になった記者が生きることは何かを考えるようになり、命のバトンをつなぐことと答えた。それに対して、東田さんはこう答えた。
「僕は命というものは大切だからこそ つなぐものではなく完結するものだと考えている 命がつなぐものであるなら つなげなくなった人はどうなるのだろう バトンを握りしめて泣いているのか 途方にくれているのか それを思うだけで僕は悲しい気持ちになる 人生を生き切る 残された人はその姿を見て 自分の人生を生き続ける」

私は子供がいなので命のバトンをつなぐことは出来ない。両親には申し訳ない気持ちだけれど、自分の人生を一生懸命生きることが両親に対しての恩返しだと思っている。東田さんの言葉を聞いて、勇気をもらえた。

「人は癌になって良かった、自閉症で良かったと障害を自分の強さに変えることができる」と、「人はどんな困難をかかえていても幸せを見つけて生きていける」と最後に語ってくれた。東田さんが発する言葉は、私の心に響いた。