不登校に潜む病気・・・

11月26日にNHKで放送された総合診療医ドクターGにおいて「起立性調節障害」が取り上げられていました。精神的なストレスや、環境の変化の影響で、自律神経の調節に障害がおこる病気だそうです。自立神経には、体を活動させる交感神経と、体を休ませる副交感神経があります。通常、朝は交感神経が優位になり、下半身の血管を収縮させたり、心臓から送り出す血液の量を増やしたりして、体全体に行きわたらせます。この病気の場合、交感神経が働きにくくなり、血圧の調節がうまく出来ず、血圧の回復が遅れ、脳に血量が不足して、朝起きられなくなり、午前中に立ちくらみなどの症状があるそうです。また熱がないのに、頭痛やだるさを感じるそうです。不登校とされている3~4割の子供たちが、実はこの病気だったという調査もあるそうです。数々の病院を訪れてやっとこの病名にたどり着いた人も多く、なかなか発見しづらい病気のようです。