左利き

当塾では、左利きの子を強制的に右利きに直すことはしません。

まず、左手で字を書く練習を始めます。ある程度書けるようになったら、右手でも字を書く練習を始めます。左利きの子は、両方の手で字が書けるようになります。なので、左利きのお子さんが来ると、お母さんにラッキーですね!とお伝えしています。そして、右手でもある程度書けるようになったら、右手で毛筆の練習をしていきます。

字は右利き用に作られています。作った人が右利きだったと勝手に思ってますが・・。
ですから、左利きの子が、字を書くのが苦手なのは、当然のことです。私も左手で字を書く練習をしますが、左払いや曲線は特に難しいです。左利きの子が字を書くことは、右利きの子が書くよりも、とてもとても難しいということを、お母さんは理解してあげてください。

また、近年では左利きにコンプレックスを持っている方が右利きに直したいという方も受講しています。最初は大変ですが、コツを掴むと左で書くより右で書いた方が上手に書けるようになります。右利きに直したいという思いが強ければ必ず上達しますので、お気軽にご相談ください。

出来たら、毛筆は右手をおススメしますが、近年、学校の授業では強制ではありません。左手で毛筆をするのも可能です。無理に右手で書いて、上手に書けず、子供達が書道嫌いになるよりは、左手での上達を目指すのも良いかと思います。書道家で左ききの方もいらっしゃいますし、発達障害の子供達にはかなりのストレスになりますので、無理なさらないで、本人の意思を尊重して決めていけたらと思います。