漢字の宿題

当塾では、学校から出される漢字の宿題をしている子供達がいます。子供達にとって漢字の宿題はたくさん字を書くので、面倒臭く、つい雑な字になってしまいます。お母さんは汚い字を見ると激怒し、全部消して、やり直しをさせますが、子供達のやる気が完全に失われます。
お母さん達は完璧を求めますが、子供達一人一人レベルが違います。とめ、はね、はらい、がうまく出来ない子にお手本のようなきれいな字を書くことはとても困難です。
まず上手に「はね」が一つ書けたら褒めて下さい。二つ出来たらまた褒めて、一つだけ書き直しの箇所を指摘して直しをさせます。全部消されると子供達はやる気を失ってしまうので、二つ・三つ褒めて一つ書き直しをするようにしてください。最初からきれいに書くのではなく、まずは丁寧に書くこと(とめ、はね、はらい)からはじめてください。
やる気を出させるにはとにかく褒めることです。大好きなお母さんから褒めてもらうと子供達は嬉しく、やる気も出ますので。
当塾で宿題をした時、丁寧に書いてない時は書き直しをさせます。子ども達は、お母さんに言われると腹が立ちますが、習字の先生から言われるのは納得して素直に受け入れてくれます。

また、現代では漢字が覚えられない、本読みが苦手、文章題が理解できない、ひっ算ができないなどの学習障害が潜んでいることがあります。塾で宿題をすることで、子供達のいろんな才能を知ったり、学習障害の早期発見に繋げることが出来ます。
音読以外の宿題は、こちらですることは可能です。

また、漢字の宿題と同様に汚いのが連絡帳の字です。汚いなあと思っても、上手な一文字を探してまず褒めて下さい。次の日は二文字褒めて下さい。そしてなんとか読めるようになったら今日は全部きれいだねと褒めて下さい。母親に褒めてもらうのが子供は一番嬉しいのです。褒めていくと子供たちの意識も少しずつ変わり、字も少しずつキレイになっていくと思います。

日々の忙しさの中でどうしても「叱る」ことが多くなってしまいますが、「褒める」を優先にして宿題をチェックするとお母さん達のイライラも少し減っていくのではないでしょうか。まずはゲームをせずに宿題をしたという姿勢を褒めてあげてくださいね(笑)