「発達障害の子のビジョン・トレーニング」

北出勝也さん監修の本を読みました。
ADHDやLDの子は、視覚機能の問題を伴うことが多いそうです。視力ではなく視覚。
読み・書き・運動(ボールを使うもの)に影響するそうです。

◆気づくポイント
【幼児期】・はしが上手に使えない ・絵本のページがめくれない ・つみきやボール遊びが苦手 
     ・洋服のボタンがかけれない ・物や人によくぶつかる
【学童期】・読み、書きが苦手 ・マス目に従って字が書けない ・読み飛ばしが多い 
     ・漢字が覚えられない ・運動、工作など体を動かすのが苦手

◆視覚機能を調べる自己チェックリスト
≪読む≫
・音読で行をとばす ・同じところを何度も読む ・読んでいる場所がわからなくなる
・読むのに時間がかかる ・読むときに頭や体を動かす ・計算は出来るが文章題の理解が難しい
・読み、書きのときに頭を本やノートに非常に近づける

≪見る≫
・近くを見るときに頭を斜めに見ようとしたり、片目をおおって見る ・しきりにまばたきする
・目をこすり、目を細めて見ようとする ・話を聞くとき集中できずたえず視線を動かしている
・黒板の文字をノートに書き写すのに時間がかかる

≪書く≫・漢字を覚えられない ・鏡文字 ・似た字を覚える ・図形が苦手

≪その他≫
・文字を書くときマスからはみ出す ・読めないくらい汚い字 ・ひっ算で桁を揃えて書けない
・小2以上で靴の左右を間違える ・はさみがうまく使えない ・よく道に迷う
・球技が苦手でボールを受け取るのが苦手

子供たちは、視覚に自覚症状があっても、なかなかうまく伝えられず困っているかもしれません。
親御さんが早く気づいてあげることで、子供たちも苦しまずにすむと思います。
トレーニングにはお手玉が良いそうです。昔の人はすごいと感心しました。